蝶々が羽化するのは、きっと暖かくなってから♪と、信じていた1月30日のことでした。あの、IKEAの入れ物の中で何かが動いているような気がします。綺麗な緑色だったイチロー君のさなぎが、茶色っぽくなっていて、え?これって、まさか死んじゃった???と・・・のぞいてみるとこんな子が。
羽化していました。部屋が暖かすぎたのか、光を浴びすぎたのか・・・早すぎます!この寒い季節にお外にリリースなんて、出来ません!!想定外すぎます。
どうするの~?って思いながらも、 私のエゴでしかないのですが、せっかく蝶になったのに狭くて飛べないのも、草木に触れあうことも無く、箱の中に閉じ込めるのは嫌❗️と、家にある何か出来そうなものを集めて、どんどん大がかりに(・・・洗濯物を室内に干すフレーム。自転車がすっぽり入る大きいビニールを発見して試行錯誤)
こんなものが完成しました。
砂糖水とお花(蜜があるかわからないけれどスーパーの切り花)を置いてみました。数日遅れの、兄弟たちも羽化してしまうのだろうか???という期待も不安も置いてい置いて、まずは思いついた出来ることは全部やってみたけれど。あとは何をしてあげられるかなぁ・・・💦
芋虫の頃は、イチロー君と呼んでいたのに、蝶になったら女の子の名前が良いと…かなえちゃんという名前になりました。
時期はずれなせいか、飛ぶのはあまり得意じゃなさそう。羽が少し小さい感じ。もし春でもリリースするのはためらう状態で、手乗り蝶になっています。でも時々、ちゃんと飛べているので、別に飛ばなくてもいいやって思っているのかもしれません。
蝶々のごはんは、ネットで調べるとスポーツドリンクとか甘過ぎちゃダメ!とかの情報がありましたが、うちの子はこれらには全く反応せず。食べてくれないのはなんだか悲しいので、このままじゃいけないと、ひたすら自分の過去の経験を思い出し出来ることはないかな?・・・と。ふと子供の頃に舐めたツツジやサツキの蜜の味!を思い出して甘めの砂糖水を作る事にしました。多分最近はダメなんだと思うケド、小さい頃は普通に「おやつ~♪」とか言って公園などで咲いている花を取って蜜をいただいてましたので。。。
プラスティックの透明スプーンに砂糖水を入れて、前足が乗るようにそーっと近づけました。前足が砂糖水に浸かって(甘さのセンサーなの?)しばらく待つと、自分でストローのような口を伸ばしてくれました💕
最初は食事の仕方を教えるために、ストロー状の口を爪楊枝で伸ばしてあげるという情報があったので、そんなものかな?と思ってやってみましたが、欲しい時は自分で伸ばしてくれる子でした。(逆に、いらないときは爪楊枝に前足乗せてイヤー!!やめてよ!って動きをしたので、こんなに行動に表情(?)があるのかとビックリしました。 本当に可愛すぎます。
本能で、とにかく光が当たる方向へ進む習性があるらしい。ご飯の後は窓ガラスとレースのカーテンの間で、パタパタ遊んでいました。
飼育下では長生きする個体もいるとか…。
数日でお別れと思っていたけど、もう少し一緒にいられるのかも?